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人事評価の不満とクレーム対応が職場に与える影響

 

 

株式会社保科製作所は、
看護師・看護助手・医療事務・受付・事務補助を対象に、
「クリニックの業務環境による働き手の満足度」に関する調査を実施しました。

 

サマリー

 


01|クリニックにおけるクレーム発生源は「予約・待ち時間」が最多
02|「定期的な面談+評価基準」でスタッフの満足度が顕著に向上、一方「制度なし」では不満が7割超に
03|スタッフに求められている管理ツールの機能は「クレーム管理」

調査概要

 


調査概要:「クリニックの業務環境による働き手の満足度」に関する調査

【調査方法】PRIZMA)によるインターネット調査

【調査人数】1,016人

【調査対象】調査回答時にクリニックで働く看護師・看護助手・医療事務・受付・事務補助と回答したモニター

【調査元】株式会社保科製作所(https://www.hoshina.co.jp/

【モニター提供元】PRIZMAリサーチ

▼掲載記事はこちら
🔗 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000160118.html

調査結果まとめ

 


「クレーム・インシデント対応」の重圧と人事評価制度の不透明さが、クリニックのスタッフの働きがいを削る要因に!

 


現場スタッフが抱える「見えない負担」——診療以外の業務と評価制度の課題

 

今回の調査により、クリニックの現場で働くスタッフが、
診療以外の業務負担人事評価制度の不透明さに強い課題意識を持っていることが明らかになりました。

スタッフは、診療科の多様さや業務範囲の広さの中で、日々多岐にわたる業務をこなしています。
しかしながら、その中でも最も大きな負担として挙げられたのが「クレーム・インシデント対応」でした。

現場では「精神的ストレス」や「対応方法が分からない」といった声が多く、結果としてスタッフの悩みの中心となっていることがうかがえます。


小規模クリニックほど浮き彫りになる“対応の属人化”

 

クレームやインシデント対応の体制については、クリニックの規模が大きいほど整備されている傾向が見られました。
その一方で、小規模クリニックでは再発防止策まで至っていないケースが多く、
そのうえ、対応フローや教育体制が不十分なまま、現場の判断に委ねられている実態もあります。

これは単に業務効率の問題にとどまらず、職場の満足度やスタッフの定着率にも影響を及ぼす構造的な課題といえるでしょう。


評価制度の透明性が満足度を左右する

 

また、人事評価制度についても、制度の有無や理解度によってスタッフの満足度に大きな差が見られました。
例えば、評価基準が明確で、面談が実施されている職場では「満足している」との回答が多い一方、
「内容が知らされていない」「制度自体がない」といった職場では、不満の声が目立ちました。

つまり、人事評価制度の透明性と存在そのものが、職場満足度を左右する要因になっているのです。

さらに、診療以外の業務負担や評価制度への不満を理由に、退職・転職を検討した経験がある人は全体の約6割に上りました。
このことから、こうした課題が、人材の定着を阻む大きな要因となっていることがわかります。


求められるのは「仕組みで支える現場」

 

こうした背景を踏まえると、スタッフが求めるシステム機能として、
  • クレーム・インシデント管理機能
  • 業務マニュアルの一元管理
  • 教育・育成状況の可視化
といった項目が多く挙げられました。

つまり、属人化を防ぎ、現場で実効性のある仕組みを構築したいというニーズが高まっています。


定着と質の両立のために

 

スタッフが安心して働き、質の高いサービスを提供し続けるためには、
単なる業務支援にとどまらず、評価制度の運用を「透明で信頼できるもの」にする仕組みづくりが欠かせません。
したがって、制度とシステムの両面から「働きやすいクリニック」を支える取り組みが、今後ますます重要になっていくでしょう。


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