ブックタイトル保科製作所総合カタログ2017

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概要

保科製作所総合カタログ2017

Column 7HOSHINAのX線防護衣は着丈が長い。なぜだと思いますか?骨髄はぜったい守りたい。だから、“ひざ上”が基本です。着丈が短ければ動きやすいし、X線防護衣自体の重量も軽くなります。けれども、保科製作所は“ちょっと長め”にこだわります。着丈が短いと、装置からの散乱線が骨髄に達することがあるからです。アンギオグラフィの場合は、床ではね返った三次線が侵入することもあるので要注意です。腰の内側に豊富に存在する骨髄液。一定量以上のX線を浴びると、造血器官の障害や白血病などのリスクが高まります。Column 8マイスター職人の技と誇りがHOSHINAクオリティを支えます。一着一着、職人の手で丹念に仕上げます。保科製作所のX線防護衣は、すべてが受注生産です。流れ作業ではなく、一人の職人が責任をもって、生地の型抜き、縫製などあらゆるプロセスを手がけます。お客様からの多様なご注文に柔軟にお応えできるのも、職人としての豊富な経験があってこそ。最先端の技術や高性能素材を最大限に生かすために、きょうも一人ひとりがその技と心を磨きつづけています。Column 9美しさだけじゃない。6つのカラーのメリットは?X線防護衣の管理にも役立ちます。「血管造影室はブルー、手術室はイエロー」、「Sサイズはピンク、Mサイズはライラック、Lサイズはグリーン」というように、表面材の6色のカラー・バリエーションはX線防護衣の識別に重宝です。部署、サイズのほか、購入年度、スタッフ用/ゲスト用など目的に合わせて色分けすると、X線防護衣の日々の管理がスムーズになったり、経年に伴う買い換えの計画が立てやすくなったりします。検査室手術室Column 10軽量防護のスゝメ。使用環境にも配慮したトータルな防護が注目されています。X線防護を個人の装備だけでしようとすると、X線防護衣やX線防護メガネは、厚く、重くなっていきます。すると、動きにくさや体への負担が増し、必要以上に疲れたり、集中力が低下したりする心配があります。そこで、近年、注目されるのが、室内環境や使用線量にも配慮したトータルな防護です。血管造影や内視鏡治療が一般化し、X線透視の時間が飛躍的に長くなっている昨今だからこそ、この“軽量防護”は今後ますます重要なテーマになっていくはずです。?軽量防護、3つのポイント1装置をX線防護のカーテンやクロスで覆う。2パーティションなどを使って、コメディカルの避難スペースを作る。3適正な照射線量を守る。※詳しくは担当者におたずねください。35